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サグカレーとは
インドを含む周辺の地域で生まれた料理です。
それは青菜をミキサー等でペースト状にしたものに、タマネギやスパイスを入れて炒めたものです。
厳密には現地では本来カレーではありませんが、日本や欧米などではカレーとして流通しています。
サグという呼称について
サグカレーというと日本ではホウレンソウのカレーで通っていますが、
現地ではサグ(Saag)というのは「菜の花」や「カラシナ」だそうで、ホウレンソウは使われていません。
ホウレンソウはヒンディ語(インドの公用語)でパラクと呼ばれるそうで、
ホウレンソウのカレーは正式にはパラクカレーという風に呼ばれるそうです。
日本ではホウレンソウの人気が高いため
北インドの方では菜の花やカラシナがよく消費されるそうですが、
日本では菜の花やカラシナよりホウレンソウの方が人気で流通量も多いし、
この青菜のカレーを最初に日本で始めたインドなどから来たシェフとかが、
あえて日本で流通量も多く人気のホウレンソウを青菜のカレーに使い、
「サグカレー」と呼ぶようになり広まったのかもしれませんね。
日本の国民性を考慮してのことでしょう。
個人的にサグカレーにはカスリメティというスパイスがアクセントになっていると思います!
カレーに青汁が入っているような見た目で人によっては好き嫌いがわかれますが、まろやかで食べやすく、オススメのカレーです。
ホウレンソウ単体だけで考えても素晴らしい
カレーというくくりで考えるのも良いのですが、私はホウレンソウそのものも好きです。
現行のホウレンソウは甘味が強い種類が多く、
特に冬の厳寒期に寒さに当たったホウレンソウは、体を守ろうとしてホウレンソウ自身の体内に糖分を作り出します!!
とても野菜らしからぬ甘さです☆
ちなみに葉っぱだけでなく赤い根の部分も甘味があるので、捨てずに食べることをオススメ致します。
ホウレンソウは栄養価が素晴らしく高いのです。
それはカルシウムやマグネシウム、ミネラル類、ビタミン類、ベータカロテンなどの栄養素をもつ緑黄色野菜だからです!!
ちなみに赤い根の部分にはマンガンが含まれているそうです。
それはますます赤い根っこの部分を捨てては、もったいないということの証明なのですよ!!
私も以前は赤い根っこの部分を食べずに捨ててしまうことが多々ありましたが、
栄養の塊を捨てていたなんて本当、後悔しています笑
マコイ式サグカレーの作り方
材料(3皿分):
ホウレンソウ 200g×2
パクチー(香菜) 5g
サラダ油 大さじ3
クミン(シード) 小さじ1
レッドチリ 小さじ1
ガラムマサラ 小さじ1
カスリメティ 大さじ3
しょうが 1片(みじん切り)
にんにく 2片(みじん切り)
たまねぎ 中サイズ2個(みじん切り)
トマトピューレ(大さじ3)
塩 小さじ1
片栗粉 20g
バター30g
レモン汁 大さじ2
作り方:
1. ホウレンソウ400gを軽く洗い、根っこを切ってから鍋にホウレンソウが浸るぐらいに水を入れて軽く煮る。
2. やわらかくなったホウレンソウをザルに移して水を切り、パクチー(5g)とともにミキサーに入れ、電源をオンにしてペースト状にする。
3. 鍋を用意して熱しサラダ油大さじ3を入れ、すぐに温まったら弱火にしてクミン小さじ1入れる。
クミンがほんのりと茶色になり香りだってきたら良し。黒焦げにならないように注意する。
4. しょうが1片(みじん切り)とニンニク 2片(みじん切り)と玉ねぎ中サイズ2個(みじん切り)を鍋に入れ、
最初は強火からで徐々に弱火にして炒め、玉ねぎが茶色くなるまで炒める。15分から20分ぐらいはかかる。
5. 玉ねぎを中心に茶色くドロドロにペースト化したものに、トマトピューレ(大さじ3)を入れ、弱火で炒める。
ペーストに同化するよう水気をきるようにまんべんなく炒める。
6. レッドチリ(小さじ1)とガラムマサラ(小さじ1)をペーストへ加え、さっと炒めてからバターを加えて軽く炒める。
7. さらに片栗粉(20g)を入れる。粉っぽくなかなか馴染まないが、炒めながら3分ぐらいかき混ぜる。
8. ペースト状になったホウレンソウとカスリメティ(大さじ3)を加える。
中火か弱火で全体的にトロトロになるまでしっかりと混ぜ合わせ、10分ぐらいフタをして待つ。
9. 最後にレモン汁(大さじ2)を入れて軽く混ぜ合わせて出来上がり。
まとめ
ただ茹でたホウレンソウをカレーに乗せただけのカレーとは違い、
サグカレーは一手間も二手間もかかっていますから味の深みも全然違います!
私は農家としてもホウレンソウのプロを目指しつつ、サグカレー名人になろうと心に決めました!!
それだけ思い入れが深いからです☆
サグカレーはきっと皆さんにも気に入っていただけると思います☆
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