似ていて異なるETFと投資信託
世間では新NISAの普及や、メディアやインフルエンサーが取り上げる積み立て投資戦略による投資信託やETFなどの金融商品への投資が富裕層以外の中流層にも広がり、認知されてきています。
しかしETF(上場投資信託)と投資信託の、その違いが分かりにくいという方もいるでしょう。そのため今回はETFと投資信託の違いについて書いてみました。
どちらも多くの銘柄に分散投資できる金融商品ですが、いくつか重要な違いがあります。
1. 取引方法
- ETF: 証券取引所に上場しており、株式のように市場が開いている時間中にリアルタイムで売買できます。株価は取引中に変動します。
- 投資信託: 1日1回、その日の終値に基づいた基準価額で取引されます。市場の開いている間はリアルタイム取引はできません。
2. 手数料
- ETF: 証券会社の取引手数料がかかりますが、運用管理費用(信託報酬)は低めです。
- 投資信託: 買付時の購入手数料や運用管理費用がかかり、ETFよりも高い場合が多いです(ノーロードファンドなど手数料無料の商品もあります)。
3. 最低購入金額
- ETF: 株式と同様に1口単位で購入でき、少額で始められることが多いです(ただし、ETFの価格は商品によって異なります)。
- 投資信託: 一般的に最低購入金額が決まっており、数千円から数万円とETFより高いことがあります。
4. 分配金の扱い
- ETF: 分配金は定期的に支払われ、再投資を希望する場合は自分で手続きをする必要があります。
- 投資信託: 分配金を自動的に再投資する「再投資型」と、分配金を受け取る「分配型」の選択が可能です。
5. 価格の透明性
- ETF: 市場でリアルタイムに価格が変動し、投資家は常に現在の取引価格を確認できます。
- 投資信託: 1日1回算出される基準価額でのみ取引されるため、取引時点での価格を事前に把握することができません。
有名な投資信託商品には、国内外で人気の高いものがいくつかあります。以下に、特に知名度の高い投資信託商品を紹介します。
国内の有名な投資信託
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eMAXIS Slim シリーズ
- 低コストで人気の高いインデックスファンドシリーズ。株式や債券、国際資産など幅広い資産クラスに投資が可能です。
- 特に「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」は、世界中の株式市場に分散投資できるため、長期的な資産形成に向いています。
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ニッセイ外国株式インデックスファンド
- 低コストで、外国の株式市場全体に投資するインデックスファンド。米国やヨーロッパの大企業に幅広く投資しており、安定したパフォーマンスが期待されています。
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ひふみプラス
- レオス・キャピタルワークスが運用するアクティブファンド。国内外の成長企業に投資し、運用担当者の判断で銘柄選定を行う点が特徴です。長期的な成長が期待できる企業に投資を集中させる戦略で人気があります。
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楽天・全米株式インデックス・ファンド
- 「楽天・VTI」とも呼ばれ、米国市場全体に分散投資するファンド。低コストで、米国の株式市場の成長を取り込むことができるため、特に米国市場の成長を信じる投資家に人気です。
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SMTシリーズ
- SMT グローバル株式インデックス・オープンなど、シンプルで低コストなインデックスファンドを提供しているシリーズ。投資対象は国内外の株式、債券、リートなど幅広く、リスク分散が図れます。
海外の有名な投資信託
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- バンガード社が提供する、S&P 500に連動する有名なインデックスファンド。米国の大型企業500社に分散投資し、低コストで長期的な成長を狙えるファンドです。
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Fidelity Contrafund (FCNTX)
- フィデリティが運用するアクティブファンドで、成長性の高い企業に投資することを目指します。過去には米国の著名企業への投資で成功し、高い評価を受けています。
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T. Rowe Price Blue Chip Growth Fund (TRBCX)
- 大型成長株に集中して投資するファンド。特にテクノロジー関連株やヘルスケア分野の企業に投資し、高成長を狙います。
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Vanguard Total Stock Market Index Fund (VTSAX)
- 米国の全株式市場に投資するインデックスファンド。多様な米国株に幅広く分散投資するため、米国経済全体の成長を取り込むことができます。低コストで長期投資に適しています。
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American Funds Growth Fund of America (AGTHX)
- 米国および国際市場で成長企業に投資するアクティブファンド。ファンドマネージャーが個別銘柄を選定し、成長の可能性が高い企業に投資することで、リターンを狙います。
国内の有名なETF
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NEXT FUNDS 日経225連動型上場投資信託 (1321)
- 日経平均株価(日経225)に連動するETF。日本の代表的な企業225社に分散投資でき、日本市場全体のパフォーマンスを追随します。
- コストが比較的低く、国内株式市場に幅広く投資したい人に向いています。
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MAXIS トピックス上場投信 (1348)
- 東証株価指数(TOPIX)に連動するETF。日本の上場企業全体に幅広く投資でき、特に日本株式市場全体の成長を狙いたい投資家に人気です。
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iシェアーズ・コア MSCI 日本株 ETF (2561)
- MSCIジャパン指数に連動するETF。時価総額の大きい日本企業に分散投資でき、低コストで日本の株式市場に幅広くアクセスできる商品です。
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NEXT FUNDS JPX日経400連動型上場投資信託 (1591)
- JPX日経400指数に連動するETF。この指数は、収益性や経営効率が高い企業を選定しており、質の高い日本企業への投資が可能です。
海外の有名なETF
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SPDR S&P 500 ETF (SPY)
- 世界で最も取引量が多いETFの一つで、S&P 500指数に連動。米国の大型企業500社に分散投資でき、米国経済全体の成長を取り込むことができるため、長期投資に人気があります。
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iShares Core S&P 500 ETF (IVV)
- S&P 500指数に連動するもう一つの有名なETF。低コストで米国の代表的な企業に投資でき、長期的な資産形成を目指す投資家に向いています。
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Vanguard Total Stock Market ETF (VTI)
- 米国全体の株式市場(大型株、中型株、小型株)に幅広く投資するETF。分散効果が高く、米国市場全体の成長を享受できるため、非常に人気です。低コストも魅力の一つです。
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Invesco QQQ Trust (QQQ)
- NASDAQ100指数に連動するETF。テクノロジー企業を中心としたNASDAQ上場の大型株に投資し、特に成長企業に重点を置いているため、テクノロジーセクターに興味のある投資家に人気です。
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iShares MSCI Emerging Markets ETF (EEM)
- 新興国市場に投資するETF。中国、インド、ブラジル、南アフリカなど、成長が期待される新興国市場に分散投資できます。新興国経済の成長を取り込むために利用されます。
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Vanguard FTSE Developed Markets ETF (VEA)
- 米国以外の先進国市場(日本、ヨーロッパなど)に投資するETF。国際的に分散投資をしたい投資家に向いており、コストも低く、手軽に先進国市場にアクセスできます。
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iShares Core U.S. Aggregate Bond ETF (AGG)
- 米国債券市場全体に投資するETF。株式市場のリスクを低減しつつ、安定したリターンを狙いたい場合に利用されることが多いです。債券投資を低コストで行うために人気です。
まとめ
- ETF(上場投資信託)は株式のようにリアルタイムで取引でき、運用コストが低い点が魅力です。
- 投資信託はリアルタイムでの取引はできませんが、定期的に少額ずつ積み立てるなどの使いやすさがあります。
それぞれの特徴に応じて、投資スタイルに合った商品を選ぶことが大切です。
個人的にはコツコツと積み立て投資を行うのであれば、どちらの金融商品を運用したとしても無理のない限度額で資金を投入して安定した運用を行なってゆくべきであると考えます。
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