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スパイスカレーのソースの要は玉ねぎ
日本でカレーが好きだという大抵の人は
あの「トロトロの状態のカレー」が好きであるのでしょう。
そして日本の家庭では、市販の固形のカレールゥを使って、カレーを調理している人がほとんどであるだろうから、
スパイスから作る本来のカレーの要が「玉ねぎ」であるということをあまり意識される方は少ないでしょう。
スパイスからカレーを作ってみると玉ねぎの重要さがよくわかることと、そのコツ。
スパイスからカレーを作るのには、みじん切りや千切りにされた玉ねぎを、
時間にして約15分から20分、きつね色になるまで炒めることが最重要です。
分量は3、4皿分であるなら最低でも中型サイズの玉ねぎ1個。
しかし、それにはけっこうな時間を費やします。
そして薄茶色のドロドロの液体状にするのなら、さらに時間がかかり、場合によっては何時間と必要になるでしょう。
玉ねぎを炒めれば炒めるほどトロトロになり、甘味がでてくるのです。
炒め加減や時間、焼き色には「絶対こうではないといけない!!」という法則はないですが、
甘味がでてきて美味しくなることは間違いなしです☆
欧風カレーと海軍カレーが日本のカレーの基礎
スパイスカレーを含め、ほとんどのカレーには具というよりはソースそのものとして
タマネギが使用されているのに、
日本では「カレー」といえば
材料にニンジン、ジャガイモ、玉ねぎの三大カレー野菜さえ入っていれば、
カレーとして認められる感があります!!!
それは日本で、イギリスなどのヨーロッパから伝わった欧風カレーを
旧日本海軍が軍隊食の「海軍カレー」として採用したことなどから、日本でカレーが広まったためです。
そして日本ではその海軍カレーにニンジン、ジャガイモ、玉ねぎの三大カレー野菜が使われることになり、
カレーに入っている野菜=
「ニンジン、ジャガイモ、タマネギ」であると固定観念化されてしまいました。
ニンジンとジャガイモは入れなくてもいいや~
つまり、なにを言いたいかというと、
カレーだからといって、必ずニンジンとジャガイモは入れなくても大丈夫なのです。
ニンジン、ジャガイモ狂の皆様すいません!!!笑
要は玉ねぎ!!!
ですので、これを機にカレールゥを使った日本の一般的なルゥカレーだけでなく、
玉ねぎ中心のスパイスカレーを作ってみてはいかがでしょうか。
基本的なスパイスカレーについては前回の記事で語っています。
一般的なカレールゥは添加物のかたまり
日本で一般的に売られている市販のカレールゥには結構な種類の添加物が含まれています。
例えば「カラメル色素」なんかが分かりやすいでしょう。
カラメル色素はいわば着色料の一種です。
コーラなどの色の着色にも使われています。あの茶色のような、赤黒いような感じの色合いは独特ですよね。
スパイスカレーでは色味は基本的にはターメリック(ウコン)やパプリカパウダー、
生のカットトマトやトマトピューレ、
そして、玉ねぎをきつね色や薄茶色になるまでよく炒めた色合いのもの
それらがある種の化学的な反応を起こし、あの褐色の色合いや、黄土色の色合いを作りだしています。ここ重要!
わざわざ着色料を使うなんて、考えられません。
私は決して添加物否定派ではないですし、添加物が入っているからといって食べ物を拒否しませんが、
ことカレーに関してはこだわるので、添加物についても考えてしまいます。
添加物は人体にはあまり良くないのかもしれませんが、
大量生産には添加物が必要でしょう、添加物がなければ現代の大量消費社会は成り立ちません。
しかし、だからこそ絶対数として大手企業の大量生産品よりは少ないであろう、
こだわりのあるスパイスカレー、スパイスから作られるカレーの真価が問われるし、存在意義があるのです。
そして玉ねぎをしっかり炒めることはカレーのあの美味しそうな色味にも関わってくるのです。
まとめ
スパイスから作るカレー。
スパイスカレーでの玉ねぎのしっかりとした炒め具合の大切さがお分かりいただけたでしょうか。
これを機にスパイスカレーや、カレールゥで普通に作るカレーにおいても、
しっかりと玉ねぎをきつね色や、薄茶色になるまで炒めてみてはいかがでしょうか。
あなたのカレーライフがさらに活発になり、楽しくなること間違いなしですよ☆
私は最近、玉ねぎ炒めに没頭し過ぎてフライパンふるいまくったり、木べらでかき混ぜまくったりしているので、
右手の腱鞘炎が再発しました、痛てて!!トホホ 笑
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