戦後72年。現在の日本人は戦時中の食料難からにかけての現在の大量消費経済、デフレの状況を知るべき

戦後72年。現在の日本人は戦時中の食料難からにかけての現在の大量消費経済、デフレの状況を知るべき

戦後72年。農家として考えること

戦時中は食料不足でした、米の代わりに粟やヒエを食べなければなりませんでした。

私の祖母は野草も食べていたという話をしていたことがあって、外に生えているフキなどの野草は美味しいと言っていました。

米の代わりにすいとんも食べられていたそうです。

すいとんとは小麦粉に水を加えて練ったものをお湯に入れてできる団子のような食べ物です。

しかし、戦時中に食べられたすいとんと言ってもあの、小麦粉で作られた餅が醤油のスープに肉や野菜とともに入っている、あのお雑煮にも似た料理ではありません。

第二次世界大戦末期から終戦にかけ、食糧事情の悪い時期の日本では主食のに変わる代用食として、すいとんの名を借りた料理が作られた。戦争による物資に乏しい時代背景から小麦粉が不足していたため、大豆粉やトウモロコシ粉、高粱粉など、あるいは糠(ヌカ)などが混ぜられたものを材料としたことがあり、これらはとても本来のすいとんと呼べるような代物ではなかったという。水で溶いた粉を汁、またはただの湯に直接落とし込んで団子のように固め、昆布煮干鰹節が入手できないために出汁は取られず、味噌醤油が不足していたためにまともな味付けの余裕も無かった。塩味を補うため、海水で煮るなどの調理も行われた。ほとんどの場合、野菜や肉などの具が入ることは無かったうえ、サツマイモの葉や蔓など本来、日本では捨てられる部位を具にしていた。

当時の体験談によれば、燃料不足で炊事に十分な熱量を得られず、団子は中心部まで火が通らない生煮えの状態で食べざるを得なかった。団子を噛むと生煮えの生地が歯にニチャニチャとこびり付き、原料粉の品質の悪さも手伝って非常に不味かったそうである。

引用元:wikipedia

多分、このようなすいとんでは例え淡白な味でも耐えられるのであろう、

ヴィーガンやマクロビオティックの方々でも辛く感じる食生活になるのではないでしょうか。

日本の敗戦の原因はいくつかありますが、

戦争に費やさなければならないための資源の産出量がもともと国土の中で少なかったことと、それらのために燃料などが無くなり、

食料の自給が出来なかったことなども敗戦の一因になったのでしょう。

強い国とは農業も強い

そもそも、アメリカは現在でも軍事力や経済力が桁外れに強い国ですが、

「農業大国」としての一面も持っています。

アメリカの農業は基本、広大な面積を巨大なトラクターで耕したり、

飛行機で種や薬剤を一気に散布したりと、効率を重視していることと、いわゆる「アメリカンな感じ」の大雑把さも特徴の農業が多いです。

アメリカは有機農業も強い

そして、それに反して有機農産物の消費者需要も日本より高いので、有機農業も広まっていて日本よりも先進的です。

良い意味で農業の業界が慣行栽培でも有機栽培でも競争しあい、業界が発展しています。

アメリカは農産物の輸出量も多い

そして海外へたくさんの農産物を輸出しています。日本へだとすると例えば、トウモロコシとか大豆などの輸入が多いのです。

二度の大戦にも関わらず、国土が戦争の被害に合わなかったこともあり、戦時中も農業が安定していました。

このようにして安定を取り戻したアメリカ農業に追い風が吹くようになるのは2次世界大戦(1939-45であり、これによってアメリカ農業は再び連合軍の食糧供給基地となったのである。政府はCCCによる農家への融資制度を大幅に緩和し農家の増産意欲を盛り上げていったために小麦の生産量は開戦時の27百万トンが1945年の終戦時には41百万トンに、小麦の輸出量も開戦時の2百万トンから終戦時の11百万トンへと増加している。第2次世界大戦も1945815日、日本のポツダム宣言受諾によって終了することになるが、日本をはじめヨーロッパ諸国は深刻な食糧不足に陥り、ひとりアメリカ農業だけが無傷の状態で終戦後も戦時バブルが続いていた。

出典元:落照亭へようこそ 大豆の話 http://www7b.biglobe.ne.jp/~rakusyotei/

 

下の図にあるようにトウモロコシが90%以上、大豆が80%以上と、もしアメリカからのトウモロコシや大豆の輸入が無くなったら、トウモロコシや大豆不足になってしまうのです。

それはつまり、とうもろこしや大豆を加工したり原料にしたりする食品や医薬品、生活必需品が手に入らなくなってしまうのです。

 日本の穀物・大豆輸入に占める米国の割合(06年)

        0   20    40   60        80        100%

出典元:農林中金総合研究所 「米国の農業と農産物貿易食料大国の行方と日本の食料」 資料 農林水産省「食料需給表」, JETRO「アグロトレードハンドブック」より算出

http://www.nochuri.co.jp/attention/index.html

 

アメリカと日本の農水産物貿易(07年)(単位 百万ドル,%)
品目(HS) 輸 出 輸 入
(米国→日本) (日本→米国)
1 生きた動物 80 8
2 食  肉 1,410 9
3 水 産 物 780 161
4 酪農品等 125 0
5 その他動物製品 31 5
6 樹木・花類 7 1
7 野 菜 類 173 5
8 果 実 類 667 2
9 茶・コーヒー 50 21
10 穀 物 3,770 1
11 穀物加工品 43 2
12 油糧種子等 1,635 21
13 植物性液汁等 22 11
14 竹・植物原料 1 0
15 動植物油 75 27
16 肉・魚調製品 96 50
17 糖 類 104 9
18 ココア類 29 2
19 穀物等調製品 102 64
20 野菜等調製品 442 41
21 その他調製品 368 92
22 酒類・飲料 280 56
23 調整飼料等 475 16
24 タ バ コ 769 2
11,537 606
農水産物比率 18.4 0.4

出典元:World Trade Atlas から出典。農林中金総合研究所 「米国の農業と農産物貿易食料大国の行方と日本の食料」

http://www.nochuri.co.jp/attention/index.html

日本は農産物を多大に輸入から依存している

日本は戦後に経済発展が成され今現在まで順調に至ったと思いきや、

今度は農産品の自給率が落ちていて、外国からの輸入に依存しているという状況は決して良いものではありません。

デフレという悪魔

デフレとは「デフレーション:Deflation」の略で大まかには

・消費が低迷し、低価格の物が買われやすくなる。

・そのための価格の値下げ競争が激化することにより、物価の下落が続く。

・他、貨幣の流通が滞ることによって、企業や労働者への利益が減る。

・企業などの製品やサービスへの企画開発や生産への意欲が低下し質の悪いものが出てきたり、場合によっては生産量やサービスが減らされたり、企業が倒産したりする。

・または人件費などの経費を削減するために、生産拠点を人件費や貨幣価値が日本よりも安い海外に移したりすることにより、さらに国内での消費が減る。

それらによって国内の経済が停滞することを言います。

嘘や間違った見識がデフレを加速させた

現在の日本のこのデフレの状況は、

「将来、日本が財政破綻し国民一人あたりがおよそ800万円の借金をかかえることになる」

という嘘を垂れ流す財務省と間違った見識に基づいてデフレについての著書を出版する知識人や、

それを騒ぎ立てるマスコミによってこれまで悪化して来たそうです。

そのことに関しては経済評論家 上念司さんの「財務省と大新聞が隠す本当は世界一の日本経済」に書かれています。

農業でも安く大量に農産品が輸入によって仕入れられるからといって商品の価格を下げ、

経済のデフレもあいまって価格をどんどん下げていく価格競争の今、現在の風潮はまだまだ続いています。

デフレの負の連鎖を実感

安物を大量に仕入れ、価格を下げ、大量に消費し、儲かるのはほんの一部の大企業や企業、経営者や資本家で、

それ以外の中小企業や従業員には還元されない仕組みです。負の連鎖です。

しかし、デフレでなくても大量に仕入れ製造したりするので当然余り、食品の廃棄などの無駄が常にでますが、デフレによりそれが加速されてもいるでしょう。

以前、出荷先のスーパーの売り場にて品出しをしていた時に、なぜか利用客の人に

「このカブ、値下げしてあって50円で買えるから得した!」と買い物かごに入っている流通品の野菜を自慢されたことがありました。

それは私にとって、とてつもなく「デフレの負の連鎖」の状況を実感させる出来事でした。

私たちは先人達の苦労を省みることが必要

格安の外食産業などでは食べ物は捨てられているほどあふれているこの現代日本の状況、
しかしデフレにより、儲からないというこの状況は、戦時中に戦争を体験し、

まるで血反吐を吐くかのような思いをした方々からすれば一体、その光景はどのように映っているのでしょうか?

そんな方々に対して、申し訳ないという想いや尊敬の念を少しでももっている人は正常なのかもしれません。

物や食べ物を大切にし、考えて消費する

戦争は決して良いことではありません、

しかし当時の世界の状況は欧米列強による植民地主義(国が資源や労働力や市場を求めて外国を占領すること)の脅威にさらされていたので、

日本もそれに飲み込まれないように仕方なく戦争に参戦しなければならなかったという理由もありました。

資源があまりなかった日本では兵器に使用する鉄などの資材や燃料を捻出するため、

それを補うために食料生産的なものに使用される資材や燃料を使用しなければならなかったわけですが、

それによる食糧不足に耐えた先人達はとても偉大です。

私たち一人一人が物や食べ物を大切にし、考えて消費することこそが物の価値を上げ、経済の流れを好調させ、

先人達への感謝と尊敬の念を示すことになるのではないかと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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