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植物工場とかロボットが作った農産物は味気ない
近頃、日本の農業といえば生産年齢人口の減少と高年齢化により植 物工場やAIやロボットによるオートメーション化を推進する
こと で日本での農産物を安定供給していこうとの動きがあります。
こと
つまり、働く人がいなくなったら機械に農業をやってもらうという ことですね。
現代の農業は経済と大量消費社会を支えています。
そしてこれから国の人口が減り農業者が減っても、農業の植物工場やAI・ロボットなどの機械化により市場の需要は満たせるようにはなるのかもしれません。
しかしその「現代の農業が支える経済と大量消費社会」で、慣行農法(農薬や化学肥料が使用される栽培方法のこと)で
栽培されている作物などが美味しくないと感じる人々(私も含め)は
植物工場やAI・ロボットが生産した農産物となると複雑な想いを抱くことになるのかもしれません。
人間は普通は考えて食べる生き物であると思いますし、このブログに辿り着くような方はきっと人が一生懸命労力をかけて作った農産物の価値がわかり食べることに快感がわいて、食を大切にするような方ばかりでしょうから、
植物工場やAI・ロボットが生産した農産物なんかより人が労力をかけて作った農産物の良さをわかって下さると思います☆
心の底から美味しいと感じれるか
お米を食べたい、野菜が食べたいと思った時、スーパーマーケット に行けば手軽に簡単に手に入ります
深夜にお腹が減ったらコンビニでお米や野菜などが使われた食べ物 が手軽に簡単に手に入ります。
しかし現代の日本などの先進国の全ての人々は心の底からそれらを、絶対に、とても、美味しいと感 じて食べているのでしょうか?感じれているのでしょうか?
これからの時代にもし一般的になるのかもしれない、植物 工場にて清潔な施設の中にて日光の代わりに特殊な光を当てられ、 水耕栽培にて培養液のようなものを使って育てられた野菜なんかはほぼ「野菜という名の工業製品」でしょう。
文字通り機械のように「生産」された農産物。
それらのようなものをさらに今よりも、人々は心の底から美味しいと 感じていけるのでしょうか?
それとも何も考えずに食べるのでしょうか、だとすると何も考えずに食べる消費者と生産する工場とかAI・ロボットととを比べてみると一体全体、
どちらが機械なのでしょうか?それともそのような消費者は家畜のようなものなのでしょうか?笑
せめて植物工場やAI・ロボットが作った農産物は子供には食べ慣れてほしくない
人の労力よりも機械を介した農産物、そこには今現在の慣行栽培の野 菜等の大量生産品以上に人の温かみなどありません。
もしも近い将来、 植物工場などからの農産物が主流になってしまった場合、 大人は子どもたちにそればかりを食べさせてゆくべきなのでしょう か。
少なくとも、有機栽培農家である私はそうするべきだとは思いません。
これからの時代は人が労力をかけて作った農産物の真価が問われてくる
これからは人が労力をかけて作った農産物に代わり植物工場やAI・ロボットが生産した農産物との競争になる時代が来るのかもしれません。
そして「味」「値段」「鮮度」「流通量」などで競争が激しくなっていくのでしょう。
そして「味」「値段」「鮮度」「流通量」などで競争が激しくなっていくのでしょう。
特に「味」と「値段」では「人の労力をかけて作る農産物」の生産者にとって苦しむ時が来るのかもしれません。
そのため、私のような有機栽培の農家などの生産者は試行錯誤を重ねてゆくでしょう。
特に小規模農家や生産者は「鮮度」の面では消費者へ大規模市場を通した流通コストをカットし直接届けることが出来るのでアドバンテージ(強味の意)になると考えます。
「 人の労力をかけて作った農産物」の真価が問われるというのはそういうことだと思いますし、これからは問われていくことになるのでしょう。
それに、なんといっても「植物工場やAI・ロボットが生産した農産物」にはない「生産者の顔の見える農産物」という信頼性があります。
私達はそれらを強味として頑張って行きたいと思います☆
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