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農家用住宅とは
1.農家が出荷作業や農業機械の整備をするために適した住宅。
2.アスファルトで舗装された小ぎれいな住宅街ではなかなか見つからない。
3.主に駅から離れた山林近くや田畑地帯にて見られる。
そんな感じです!
専業で農業やりたい人は農家用の家に住んだほうがいい
私は現在、農業をやっていますが農家用の家に住んでいません。
なぜかというと、単純!なかなか見つからないのです笑
家そのものはなんでも良いでしょう、
しかし、農家にとって家の周囲がコンクリートで舗装されているような、清潔感のある簡素な住宅街の中にあっては仕事がとてもしづらいのです!
なぜかというと、畑から帰ると嫌でも靴や軽トラックなどから土ホコリが落ちて家が汚れるし、
出荷作業で収穫物の洗い作業には、家の敷地の空きスペースと水道などの水源が必要だし、
時には電力もないと仕事にならないからです。
私が考える農家用住宅で最低でも必要な設備の特徴
1.敷地面積は最低でも100㎡
2.外に井戸か水道設備があること
3.母屋とつながっていても別でも、6畳から8畳以上の広さの納屋や作業場のような建物があること。
それら三点です!
農家用住宅で必要な設備の特徴、その理由
1.敷地面積は最低でも100㎡
その理由は、最低でもこのくらいの広さがあれば、
車や小型の農業機械などのメンテナンスや洗浄や収穫物の洗い場が確保できると考えるからです。
そして敷地内で駐車スペースがあれば収穫物の荷降ろし等がとても速く楽にできます。
2.外に井戸か水道設備があること
その理由は収穫物を洗うためや、管理機などの農業機械のメンテナンスでは泥を落とすには水が必要だったりします。
畑に井戸があれば良いのですが、井戸がなければ井戸を掘らなければならないし、
地理的に井戸を掘っても水が出ない土層であったりします。
畑で水がない場合はやはり、近くの農業用貯水池やその他の池や沼や川から水を確保しなければならないし、
雨水をタンクに貯めることなどの工夫が必要です。
近くの農業用貯水池や、その他の池や沼や川などの水源から水を得るには大抵、
そこの自治体や管理組合や地主などの許可が必要であり、許可がおりないと採水出来ません。
3.母屋とつながっていても、別でも、6畳から8畳以上の広さの納屋や作業場のような建物があること。
その理由は出荷作業や道具や農業機械のメンテナンスのための作業場用の建物がなければ、とてつもなく不便であるためです!
なぜなら今現在、私は母屋の中で主に出荷作業を行っています!
母屋の台所のそばのリビングルームを片付け、床に防水用のビニールシートを引いて作業しています 笑
部屋の中は土やホコリや野菜クズで汚れ、それらの水分で湿気るので、
とても居心地が悪く、狭くもなるので、とても不快で作業効率も大変悪いのです!
そして、相方からの圧力も増えてきています笑
私が現在の家に住むことになった経緯と住まいの現状
私は今、住宅街の中にある敷地面積が約74㎡で、建物面積が約54㎡の木造平屋の家に住んでいます。
なぜその家に住むことになったのかというと、
やはり農家用の住まいがどうしても見つからず就農の時に困るだろうと考え、
ひとまず閑静な住宅地の中でも74平米の敷地で、庭などそこそこの広さのスペースがあり、
かつ庭に水道蛇口付きであること、が決め手になったので3年前から住んでいます。
何度も言いますが、アスファルトで舗装された割と清潔感のある閑静な住宅地の中ですので、
家の敷地で洗い物等の作業をしていても、都内23区とかと違い、
割かし田舎の方の住宅地ですので、農業に理解のある高齢の方々も多く、
決して苦情は来ませんが、その光景は奇異なものとしても見られていることには間違いありません 笑
早く農家用住宅に移らなくては!!!
それが一番ではありますが、さすがに住居、しかも中古で農家用となると物事はとんとん拍子には進みません。
じゃあ、新築でローンは?と考えるべきかというと、
今のご時世、日本での高齢化社会により、都心ですら住宅の需要があるにも関わらず、
空き家も増えると予想されているのに、地方の田舎で土地を買ってわざわざ新築物件を建てることは、
高齢化社会で空き家もどんどん増えてくると予想される未来において、
銭をドブに捨てるようなことなのだそうです。
しかも銀行の35年ローンや、固定資産税の支払いがさらに物件の持ち主の首を絞め、
挙句の果てには、物件そのものの資産価値の激減と、買い手の付かない未来が待っているのだそうです。
それらについて詳しくは、
私の尊敬する経済評論家 上念 司 先生の著書「家なんて200%買ってはいけない」に書かれています。
しかし私は中古の低価格の物件でかつローンの支払いのないものは有益であるかなと考えますし、
もし農家用の物件に賃貸でも購入するのでも入居することが出来たら、
いわゆる民泊やAirbnbなんかを農家の住宅行い、農業・収穫体験が出来るというおまけ付きでやってみたいとも考えています☆
そのためにはもちろんプロのアドバイスを聞くことも重要なのかなと考えつつ、
地道に物件を探していこうと思います。
そして実は昨日、私がお世話になっている役場から空き農家用物件が出たとのことで連絡がありましたので、
その話はまた別の機会にこの記事「農業に興味がある人必読!」シリーズの続編で書きたいと思います☆
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