農は業でなければならないし農業は人々の命を支える。農業は大切な仕事だということの8つの理由

農は業でなければならないし農業は人々の命を支える。農業は大切な仕事だということの8つの理由

農は業でなければならない

農業は社会において人々の食生活を支える重要な基盤産業です。

農業というのは資本主義社会の日本の産業、第一次産業であり国の食糧自給に貢献しています。

つまり、その他産業では食糧を生産できないから(例えば金融業や小売り業)

農業や漁業がなくては国の経済そのものが成り立ちません。

腹が空いては戦(仕事、ビジネス)出来ぬ です。

車で例えるなら 「ガソリン」です!

ですので「農」は「業」でなくてはならないのです。

同じ農業でも有機農業や自然的な農業では、儲けたい!と思うことは罪だと考える人が多い

よく 有機や自然栽培農家=「健全で無欲でお金のことは考えない、考えてはいけない人々」みたいな風潮があります。

私達の有機、無農薬無化学肥料の農業、業界にはあるのです。

さらに突き詰めると自然農だとか、自給自足農だとか、自然栽培なんかの農業からは特に感じます。

恐らく一部の自給自足で有機農業を行っている人たちの考え方が強く影響しているのでしょう。

私の知り合いでお酒を飲むと暴力的になってしまう人がいて、

その人はマクロビオティックなどをストイックに実践する超健康志向の方で、

「農は業じゃねーんだよ!!!」と断言していましたが、それは大きな間違いなのです。

資本主義社会で生きているのに、農は業じゃないとか言ってる人は矛盾している

私は有機栽培以上に大変で難しい自然農や自然栽培、不耕起栽培や家庭菜園も素晴らしいと思います。

しかし私たちは資本主義社会に生き、誰もが税金を納める義務がありますので、

当然、農家もその義務がありで、家庭菜園のような生半可な気持ちでは農業はできないのです。

そして一般的に人々が「お金を稼ぐというイメージや雰囲気」が感じずらいのであろう、有機農家も稼がなくてはならない立派な事業主です。

とにかく、農と業を切り離して考えてしまうような考え方の人たちと一緒にいると、

悪い意味で影響され、とてもじゃないけど生計をたてていくことが難しくなりそうな時があり、

たとえ同業者(有機)でやっている方でも考え方が合う方と合わない方がいます。

農業は自然災害の被害を受けやすい

農業は自然の影響を大変受けやすい業界です。

例えば最近では佐賀県の玉ねぎにベト病という病害が広まり、玉ねぎの価格が7月に全国で高騰しました。

佐賀県は玉ねぎの生産が盛んな地域の一つであるためです。

そして最近、私の畑では作物へのイノシシ害が多くジャガイモやサツマイモ、カボチャなどいかにも人や動物が好みそうな作物が被害にあいました。

農業にとっての自然災害は天候悪化による直接的なものや、病害以外にも害虫や害獣の被害も含まれます。

農業は手間暇がかかるうえにこれらの災害にあいます。

あるイチゴ農家のおじさんが言っていました、「農業は博打だべよ」と。

はい、手間暇かかってさらに何も得られない時もある、正に博打みたいなもんなんです!

ギャンブルなんです 笑

その方は収入が得られるまでの間や損害をこうむった時なんかは、かーちゃん(奥さん)の世話になっていたそうです 笑

農業のやりがい

じゃあなぜお前はそんな辛い仕事、農業を始めたのか?と思いますでしょうが

まず一つは野菜食べ放題であるから!

いえ違います笑

一つはやりがいがあるからです。

やりがいは非常にあります。

何をどれぐらい栽培するのか、お客さんが喜んでくれるのか、ちゃんと育つのか、青々と豊かに実るのか?なんて考えながら日々取り組んでいます。

あ、あといやらしい話で時には、金になるのか?ということを1日中考えていたりもします笑

「欲望を持つこと」それもやりがいに繋がるのです「農は業」であるからです。

日本の農業の現実

今、農業の生産人口、農家の数は減っていて、現役の農家の数も平均年齢60から70代であり60代の方でも新人と呼ばれているそうです。

それにも関わらず私達はスーパーに行けば品質の良い安心安全な作物を手にいれることができ、捨てるぐらい食べ物も残ります。

しかし、このまま農業の担い手が減って行く現状が続けば近い将来それは難しいことになるのかもしれません。

農業が職業として日本で一般的に敬遠される原因

そもそも、農業では稼げない、儲からないというイメージや(実際そういう部分もあります)

いわゆる3K体質(きつい、汚い、危険)というイメージが離農や新規就農者への足かせになっているのでしょう。

そして、一般的には手間暇をかけた労働量の割に儲けは少ないでしょう。

なぜ手間暇かけて儲けが少ないのか

個人的には農業だけで儲けなくとも良いとは思いますが、

農業が儲からないのは日本では品質基準が厳し過ぎることも原因の1つであると思います。

その分、収量も減り出荷量も減らさなければならないのです。

特に農薬を使わない農業には不利になります。

厳しすぎる農産物の規格は就農希望者にとっても新規参入障壁の一つ

日本では直売では生産者が農産物を出荷する時には、生産者が農産物をビニール包装しなければならないことが多いし、

個々の野菜の規格において少し形の悪いものや土が少し付いていると出荷出来ないという日本独自の規格や世間一般の厳しすぎる基準が、

新規で農業を始めたいとにわかにでも考える人たちが抱く農業への希望を削いでいると思います。

日本では野菜は市場では一般的にはほぼ完璧に単一の規格でなければならない、

工業製品のような農産物、コピー・複製品のような農産物が支持されていますが、

全ての農産物は工業製品のような単一の規格には必ずしもできないし、

品質保持期限が短いから在庫としても保管が難しく、加工しない限り商業的にはとても不利です。

有機農業等への消費者の関心が高まってきている

そんな中、有機農業を始めとした農薬を使用しない農業はもっと不利なわけですが、近ごろは食への関心が高まってきていて、

消費者の有機農業等への関心が高くなって来ているとは思います。

それはつまり、完璧に単一の規格でなければならない工業製品のような農産物、

コピー・複製品のような農産物でなくてはならないという既存の価値観が変わってきているのではと考えます。

フランスのマルシェ(市場)のような売り方は素晴らしい

フランスやヨーロッパなどののマルシェ(市場)を想像してみて下さい、

良い意味で農産物が山積みに並べられいて、ビニールでガチガチに包装されている野菜も少なく、温かみのある風景です!!

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有機栽培農産物市場は、欧米では先進的です。

日本でも有機農業や有機農産物などがどんどん普及して行くことを心から願います。

まとめ

有機農業や有機農産物などが広まって行けば、消費者の考え方も変わって行き、

農産物の厳しすぎる規格も緩くなって行き、「農は業」として農業で生計をたてて行きやすくなるのではと考えます。

日本では実際には専業でなく兼業農家も多いためです。

そうなっていくよう私も頑張って行きたいと思います。

そして、この本は高校生からでも理解しやすいようにわかりやすく農業について書かれているおすすめの本です↓

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