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フェヌグリークとは
フェヌグリークとは火を通すとほんのりと甘い香りが人気のスパイス・ハーブです。特にスパイスカレーでは愛用されることが多いです。
フェヌグリークの原産地
フェネグリークの原産地はインドや中近東、アフリカの方になります。
フェヌグリークの呼称や語源
フェヌグリーク(fenugreek)と一般的に呼ばれますが日本ではフェネグリークとも呼ばれます。語源はラテン語のfaenum graecum(ギリシャの馬草:枯草)が由来だそうです。なので「greek:ギリシャ」という単語が使われているのでしょう。
そしてインドではヒンディ語でメティ(methi)です。
和名は胡盧巴(コロハ)、学名はTrigonella foenum-graecum です。
フェヌグリークの葉であるフェヌグリークリーフはカスリメティと呼ばれ、まるで別の種類のようですが共通する香りですぐにわかります。
フェヌグリークの主な植物学上の分類と外観
フェヌグリークはマメ科のフェヌグリーク属の分類です、大豆・枝豆と同じ科目なので、外観が似ています。
マメ科の作物といえば大豆・枝豆は土中の窒素という植物には欠かせない栄養成分を集める力の強い、根粒菌という有用微生物を根の部分に作り出すのです。
フェヌグリークの食用として主に利用される部分
主な利用部分は種と葉であり、種はフェヌグリークシードとして葉はカスリメティとして流通しています。
フェヌグリークシードのホールのものはまるでピーナッツを砕いた物に似ています。フェヌグリークシードパウダーは見た目は白い粉末状のものです。
カスリメティ(フェヌグリークリーフ)は乾燥している物が主に流通しているのですが、粒の大きい乾燥した緑茶の葉っぱのようです。
フェヌグリークシード
フェヌグリークパウダー
カスリメティ
フェヌグリークの薬用として信じられている効能や成分
血糖値やコレステロール値を下げたり、ヨーロッパでは胃腸の薬としてや中国では漢方として健胃や通風や強壮に。インドのアーユルヴェーダにては呼吸器や神経、生殖器の衰弱に効能があると伝えられています。
数あるスパイス・ハーブの中でもタンパク質やミネラル、ビタミンを含んでいるそうでベジタリアンからの人気も高いそうです。
フェヌグリークが使用されている料理と風味の特徴
スパイスカレーを中心にジャムやパンなどにも使用されます。インドではアルメティというジャガイモの炒め物などにも使われます。日本ではまだまだ馴染のないスパイスですが世界各地では使用される料理が多いです。
フェヌグリーク製品の入手方法
基本はホールシード(種)やパウダー(乾燥粉末)やカスリメティ(乾燥葉)などからスパイスカレーそのもの。そしてフェヌグリークを使用したパンやジャムなどを製造しているカフェやレストラン食品店などで入手は出来るでしょう。
その他は健康食品でしょうか。現代ではサプリメントなどの健康食品としてフェヌグリークを手軽に摂取出来る便利な時代でもあります。
フェヌグリークとの出会い
私は最初、フェヌグリークとの出会いは何となく呼びづらい変な名前だと感じ、手に取った時でした。そしてカスリメティについてはサグ・パラクカレー(ホウレンソウカレー)を作ろうと思った時でした。
サグカレーについては以前の記事に挙げた通りです☆
使いやすさの順序で言えば1.カスリメティ 2.フェヌグリークパウダー 3.フェヌグリークシードだと思います。
なぜかというと葉であるカスリメティとフェヌグリークのパウダーは味が出やすいのですが、シードは茶色くなるまできっちりと炒めないと香りと旨味が出てこないと感じたからです。
フェヌグリークのほんのりとした甘さはしつこすぎないのでくせになること間違いなしですよ、おすすめです!
カスリメティを使ってオリジナルカレーを作ってみたのでレシピなどを次回の記事で載せたいと思います、お楽しみに☆
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